Re.085

2022.06

• 所在地沖縄県宮古島市
• 床面積117.65㎡
• 築30年既存住宅→１Ｆ部分リフォーム　2Fフルリノベーション

Concept

場所は沖縄県宮古島。施主の両親の戸建て住宅を二世帯にするリノベーションする事例。
１階の一部と２階全体を解体し工事した。リノベーションは十分な光と風の確保がプランのポイントとなる。工事前の2階部分は子供部屋や寝室などで細かくわけられているため十分な光と換気がいきとどいていなかった。また,既存階段室にある大きな窓の光は工事前は十分に室内にいきとどいていないが、大きな光源になると現地調査で感じていた。
そこで階段室の位置はかえず、階段をやりかえながら階段室を囲む壁の上部をガラスとした。これにより階段室に接するリビング、ダイニング、キッチンそれぞれにたてもの外周からだけでなく階段室からの採光をとる事ができた。
階段の光は玄関まで伸びて、外部の窓がない玄関にも光を届ける事ができた。解体しスケルトン天井にする事で高い天井を確保する事やロフトの設置、配線を極力みせないキャットウォークなど,明るさと空間のおもしろさを兼ね備えたリノベーション住宅となっている。

 

宮古島はまだリノベーションという言葉が浸透せず一括りにリフォームといってしまう地域。またコンクリート単価は日本一にちかく高い。建築人口の問題もあり今後はより建築する事自体が難しくなってくると考えられる。古いコンクリート建築を再生活用する。リノベーションという文化ひろめていく事は弊社ができる環境問題への取り組みの１つと考えます。

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